それは私の会社の同僚が(彼も私も都内で独身一人住まいしていた時のことですが)、ある朝「燃えるゴミ」の日にゴミ袋を持って出たら、そこにちょうど回収車が来ていて、彼が持っていた透明ゴミ袋の中に発泡スチロールが入っているのが見つかって、係の人に怒られたのだそうです。

しかし、彼は負けませんでした。

「燃えるゴミでしょ? 燃えますよ、発泡スチロールは。なんならここで火つけてみましょうか?」

確かに、やったことがある人ならご存知の通り、発泡スチロールに火をつけると、チロチロとした本当に頼りない炎ですが、それでもちゃんと燃えながら溶けて行くのが判ります。

彼は「燃えるゴミの日だから燃える発泡スチロールを出した」と言って一歩も引かなかったのですが、しかし、ゴミ回収車のスタッフからはにべもなく却下されたのだそうです。

そういうトラブルに学んだからなのか、今ではほとんどの自治体が「燃えるゴミ」ではなく「燃やすゴミ」という表現を使っているのではないでしょうか。